降り立った町は本当に真田の町でした。
駅の内部に、歌舞伎チックな真田と愉快な中間達(違)の絵が掛けられていました。
駅から出て直ぐ目に付いたお土産屋さんにも、ででーん!と六文銭…
(やべぇ…ときめく)
なんて思いつつ、今宵のお宿へ。
そしてやはり迷う。
しかし目的地に真っ直ぐに向かわない(向かえない)というのもいいですね。
色々と上田の町を見れました。
門が古めかしいお宅(恐らく武家屋敷だったと思われる)やらの前を通り過ぎたりしました。
ある程度近付くと前回同様、ようやく地図の縮尺が分かり始める…
↑やはりこいつが地図を持つとろくなことはない(笑)
途中、有名なところ(?)に立っている看板に、十勇士の姿が描かれていることに気付き興奮。
歩いていて気付いたのですが、マンホールとか外灯とかに六文銭…が…
写真提供:倭樋
ちなみに広島には、鳥居とか紅葉とか…?
↑自分の故郷なのに把握できていないらしい
そうして辿り着いた二日めの宿はめっさフレンドリー。
なんだろう…実家に帰ってきたような…祖父母の家に遊びに行ったような…
とにかく心が落ち着きます。
ただし早速、宿の入り口にてブーツと格闘。
倭樋が宿のご主人の気を引いてくれている間(チェックイン中)出来るだけ見られないように…
「嗚呼…後で出かける時もか…」
といった考えが頭をよぎったと同時に
「どっかで靴を買おうか…」
などとも思いました。
しかし、異郷の地(?)での金欠だけは避けたいので断念。
ここでティッシュを頂いたのですが、旅館の名前よりも真田の六文銭が目立っていました。
…真田に所縁があるわけではないようですが…やはり真田の町だから!?
時間も時間でしたが、宿のおじさんに貰った地図を片手に上田城へ進軍。
またもや目的地に近い宿を狙っていたので、わりとすんなり行けました。
灯篭にも六文線が刻まれていることに気付いて妙にテンションアップ!!
ただし、二の丸の堀だったと思われるところに野犬が…
危うく「下りてみようよ」なんて言いそうだった自分を止める。
野犬に襲われる恐怖より、恐らく優二くんと倭樋を置いて逃げるであろう自分への恐怖(笑)
車の標識を見上げて思わず叫ぶ。
「Oh!!上田城キャッスル!!」
上田キャッスルではなくて上田城キャッスル!!
↑しつこい
意味も無くテンションが上がっている一行は、そんなことでも大爆笑。
もう、箸が転んでもおかしい、って年でもないのに(酷)
とりあえず、二の丸橋を通って二の丸跡を通り過ぎる。
東虎口櫓門の傍にあった、見栄えの為に置かれる鏡石…その名も「真田石」を発見。
誰からともなく「この石を真田の誰かが触ったかも…」と言い出し…
倭樋と二人で大はしゃぎ。
夜中だというのに奇声を発しながら、その石をべたべたと触る始末。
優二くんだけが冷静にツッコミ。
ようやく石から離れて、門の中へ…
真田神社なる場所にて、願掛け。
ここの神社は何が得意(?)なのか分からないので、当たり障りのないお願いをすることに。
「無事に帰れますように」
何に危機感を覚えていたのかは知りませんが、当たり障りがなさすぎです。
二人みたいに野望に溢れた願をかければよかったと後悔致しました(笑)
今行けば必ず「同志様の増加」を願うことでしょう…
井戸の方へも恐々と向かいました。
ホラー嫌いなくせに、先陣きっていく倭樋が頼もしかったです(笑)
暗いし井戸だし、まさに(実は見たことないけれど)『リ●グ』な感じ…
いくら「抜け穴だったかも」という素敵な伝説があっても、近付くのは怖かったです(;;)
↑チキン!!
そのまま西櫓に近付いて、中に入りたいなんて思ってしまったり。
本丸跡は木がたくさん植えられていて、灯りはなく、かなり怖い。
徐々に「城巡りっつーより、肝試しじゃねぇ?」と思い始める(笑)
そして皆さん気をつけて下さい!!夜の上田城(跡)はデートスポットです。
…気をつけて下さい。
過去に多くの人々が血を流した場所は、いまや愛を語らう場所となっております(苦笑)
端から隅櫓跡を通るようにして、時々立ててある石碑(暗いし達筆すぎで解読不能)を見たりしながら元の東虎口櫓門へ。
時間が時間だけに櫓の見学は出来ませんでした。
また画像が悪いですが…南櫓の方です…
この下の方では、普通に道路などの町並みが広がっています。
つ、次に来た時には…
↑また来る気!?
割と歩いて小腹も空いたので夕食を食べに、宿探しの際に目をつけていた『武田亭』(?)へ…
倭樋と「うおおぉやかたさぶわぁあぁぁぁああぁぁっっ!!」って叫びつつ…
↑ジャンル違っ!!
しかし、見つからなかったのでセブンで食料調達…
↑切ない
「つぶれた…?」「つぶれたんじゃない?」「つぶれたかぁ…」
なんて失礼なことを言い合いながら、コンビニで食料を買い込む(おやつ含)。
バカップルの如く、雪見大福を分け合う二人にジェラシー(笑)
部屋に戻ってまったり腐女子タイム(え?)
別館に家族風呂があると聞いていたのですが、時間的に微妙だったので部屋に備え付けのシャワーですます。
おかげで時間一杯もげ全開。
ここの宿の部屋は凄く広くて、もげを語っていた部屋とは別に、寝る為の部屋もありました。
どちらの部屋にも暖房がついていたので、快適♪
しかし、前日同様(無意識なのか?)真ん中を陣取ってしまう自分。
よほど『両手に花』を実行したかった模様(笑)
そして夜中、ずっと優二くんに萌えを語る(ウザ)
彼女はかなり眠かったと思います…(^^;)
時々は私が勉強した(?)史実も交えてみましたが、ほとんどが己の萌(ウザ)
………ごめんなさい。
↑ここで謝っても…
途中で倭樋が大きな溜息をつきながら寝返りを繰り返す。
「やべ!起こしたか!?」と思っていたけれど、どうやら本当に寝ていたそうです。
↑翌日、確認済み
てっきり「てめぇらうっせぇんだよ!早く寝ろよっ!」といった意思表示かと…(笑)
しかし、そのまま語りを続けた自分は、やはりいい性格をしているようで…
語るだけ語って、ようやく優二くんを解放。
恐らく3時は軽く回っていました…
…ごめん…熱く語りすぎた…(今更)
なのに翌日は前日同様、時間通り普通に起きてごめん!
↑人を巻き込むだけ巻き込んで、自分はちゃっかりしているよ(笑)
虎口